DH制を考える

昨日に敵将ジャイアンツ原監督がセリーグでのDH制採用を提案した。僕個人的には賛成だ。ここ数年の交流戦日本シリーズセリーグパリーグに勝てないのは投手力、打撃力を含めて力負けしている。セリーグは負けていたら当然ながら、勝っていてもチャンスに投手に打順が回ると代打を送り、先発投手の登板イニング数は短くなる。パリーグの投手はある程度負けていても先発投手の責任イニング数は投げさせて力をつけさせている。逆に言えばタイガースのように先発投手のイニング数が少ない分、リリーフ陣はかなりの力をつけるとも考えられるが…それでは何年もリリーフ陣は持ちこたえることが出来ずに、そのうちにパンクしてしまう。打者においても守備が苦手な選手でもパワーがある打者なら、潜在能力を発揮して大化けする選手も出てくる可能性もある。WBC、オリンピックなどの世界大会でもDH制が採用され、大リーグでも全てDH制採用の方向になりつつある。投手に代打を出すか、そのまま打たすかなどの駆け引きを見るのも野球の妙味として面白いが、最近の球場はホームランテラスを作り、ホームランを出やすくし得点を取る野球に変わりつつある。それを防ぐには先発投手に真の力をつけさせ、打者と勝負することも必要になる。時代の流れはかなりのスピードで進んでいることを考えると、プロ野球界も過去の常識にとらわれずに改革を迅速に進める必要があると考える。

ちなみに甲子園球場ラッキーゾーンを作らずに今のままの外野を残してほしい。